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-報告- 2015/12/12 sonihouse新スペースこけら落とし「家宴-IEUTAGE-」4週目

「家宴-IEUTAGE-」最終週は、岐阜県多治見より「ギャルリ百草」安藤雅信さん、「古美術中上」店主の中上修作さんのお2人を迎えた「音楽」のお話。食事はMIA’S BREADのミアさんが担当。音楽の愉しさを再認識する、心地良いひとときとなりました。


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先週まで行われた、静寂を保った演奏や、熱の込めたパフォーマンスとは打って変わり、この日はゆっくりと「音楽」にまつわるお話。音楽を中心に置きながらも、その話は美術・芸術をはじめとした、音楽にまつわるあらゆるジャンルに飛び火しながら、いつまでも尽きないお話になりました。

第一部は、家具の音楽、ミニマルミュージック、ノイズや、ジョン・ケージ『4分33秒』についてなど、それぞれのテーマのなかで、自らの音楽の想いを披露してゆきます。演奏者と聴衆がいて、ライブをアーカイブがあり、聞くことと、聴くこと。音楽との付き合い方にも似た、それらの考え方について、ひとつずつ立場を表明していくようでもありました。

まずは1曲づつ、CDやレコードを回しながら、説明は後にして、耳を傾けます。安藤さんが展開する広い知識は、その曲が発表される同時代のアートシーンであったり、その時代の政治色にまで渡ります。聴きながら話を聞くと、徐々に鳴っている曲の意味がかわってくるような感覚にも。それに対して的確にポイントを押さえて、話の幅を広げてくれる中上さん。あちこちに寄り道、回り道したお話は、それぞれの音楽観への導入のようにも思えました。

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第二部は、ジャズ、ファンク、ヒップホップなど、安藤さんの言う、「サブカルチャー」の文脈にある音楽に注目して、進められました。「うん、とりあえず聴いてみて!」と言いながら、その曲の、どの部分がいかに優れているか、当時いかに最先端に位置できたか、どこで唸ってしまうか披露。そんな音楽の聴き方の、部分部分をつなぎ合わせることで、三者三様の像が現れてくるのが不思議で、興味深く、その偏愛っぷりに笑いました。そして、結局1時間ちかく延長して行われた「話」の部は、余韻を残したまま、「食」の部へ。


お待ちかね、食事を担当してくださったミアさん自身も、パン作りのインスピレーションを音楽より得ているといいます。配膳をそそくさと済まし、長い食卓にみんな座って、いただきます! 初対面を紹介しあったり、さきほどまでの音楽の話を続けたり、まさに家族的な時間が流れました。



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洋なしと生ハム、ブルーチーズを挟んだサンドに、ひよこ豆にアボカド、カシューナッツとマッシュポテトなど幾種類のラップサンドイッチ。シーザーサラダに、卵とカリフラワーにカッテージチーズのサラダ。メインにはチキンも、スープもあって、最後にはデザートも。机に次々と並ぶフレッシュな野菜とパンに、舌鼓をうちながら、話も弾みます。今回のテーマでもある「対話」。それは、もちろん安藤さんと中上さんとの「対話」ではあるのですが、その場にいた人たちそれぞれの「対話」も促せる場がつくれたのでは、と手応えを感じています。
「家宴-IEUTAGE-」は4週を終え、ひとまず小休憩になりますが、これからもこの場に集う人たちが対話できるような、おおらかな空間に。自身と音楽との対話を実現できるような、質の高い場所を目指します。ひとまずこの場を借りて、sonihouseこけら落としに来ていただいたみなさま、お祝いの言葉をくれたみなさま、ありがとうございました。


なお、今回の写真もDMのメインビジュアルの撮影者でもある、麥生田 兵吾さんに撮り下ろしていただきました。

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