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-報告- 2015/11/28sonihouse新スペースこけら落とし「家宴-IEUTAGE-」2週目

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sonihouse新スペースこけら落としイベント「家宴-IEUTAGE-」2週目。〈音の部〉に、鈴木昭男+evala、そして〈食の部〉には山フーズを迎えたこの日、アーティストたちによって完璧に演出された1日となりました。


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先週、1週目「静寂」の余韻を残したまま、2週目「空間」の当日となります。リハーサルで音を出しているときから今日もまた忘れられない静謐な時間を過ごすことになるのだと確信します。そんなリハーサルの後すぐ、リノベーションの設計を担当してくださった dotarchitects 土井さんが入り口のガラス張りに貼るためのカッティングシートを持ってきてくださいました! 最後の最後まで丁寧な仕事をしていただき本当に頭があがりません……。そうしているうちに開場の時間です。

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鈴木昭男さんとevalaさんが向かい合ったかたちで位置し、いよいよ音が鳴らされるその一瞬前、「夜明け前が一番暗い」という言葉を思い出しつつ、ならばきっとこの音が鳴る寸前こそ一番静かなのではないかと、この空間を共有する全員が一音目への集中力が高まる中演奏がはじまりました。静かさを知るには静かな作法を身につけなければなりません。かぎりなく静かにはじまった1時間40分にわたる演奏は、その作法を学ぶには十分な時間でありました。

向い合いつつも目を合わせることなくevalaさんはデスクトップを睨み、鈴木昭男さんはあれこれと自作の楽器をまるではじめてその楽器に触れるかのように好奇心に満ちた手つきで音を奏でてゆきます。2人の容姿も含め、年齢もそして演奏方法もどれも対照的に「目に」映ります。ただ今日ここで行われた演奏ほど目が頼りにならないこともなかったことでしょう。鈴木昭男さんはいよいよ椅子から離れて会場をひっそりと歩きながらおおらかに楽器を次から次へと変えて鳴らします。一方evalaさんは席に座ったままほとんど微動だにすることなく目の前のキーボードとインターフェイスを最低限の動きで操り演奏を続けます。それぞれ驚くような集中力で鳴らされる音は、2人だけの親密な会話であるかのようにコミュニケーションの気配を感じ、それをみている私たちといえば、2人の音の境目や外から漏れ聴こえる環境音まで全てを音楽として体験させてもらっているかのようです。

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1時間40分間、言葉はなく曲は流れず音だけが響きわたったsonihouse。

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演奏がふと終わり、すると割れんばかりの拍手が会場に響きました。余韻のせいか、その拍手の音すら聴こえ方を意識してしまいます。静的なエネルギーを存分に消費したあとは食の部です! 前日から入念な仕込みをしてくださった山フーズさん。音から食への転換の時間に2つの長細いテーブルを配して空間をつくってくれます。手前の机には瑞々しい生野菜やクラッカーと共にソースやディップが添えられた目にも嬉しいテーブルに。みなさん腰を下ろしテーブル上の色とりどりに目移りしながら笑顔でした。

奥のテーブルはビュッフェスタイルで大皿の料理が並び、ヘルシーながらも胃袋を掴まれるおいしいフルコースです。みなさんが2つのテーブルを行き来きすることで空間においしい循環が生まれているようでした。

「空間」をテーマに行った「家宴-IEUTAGE-」2週目。私たちが半年間かけてつくったこの空間を、アーティストのお三方が音から食からアプローチすることで、さらに可能性を見出させてもらった、そんな得難い体験となりました。

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なお、今回の写真も、DMのメインビジュアルの撮影者でもある、麥生田 兵吾さんに撮り下ろしていただきました。

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