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-報告-2015/8/29 レシの演奏会-現代電子音楽の調べ-@[丹後篠山]rizm

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夏の終わりの丹波 篠山。会場である「rizm」から10000km離れたフランス・パリで立ち上げられたレーベル「レシ」による演奏会は、若く・瑞々しい感性によって構成された電子音楽からはじまりました。


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recit―レシは、「すべての聴取体験とその他についての興味」をコンセプトに、2012年にパリにて
山角洋平と原口麻奈により設立された音と映像、出版のレーベル。
これまでレコード作品の制作や、展覧会・演奏会の企画による活動を行ってきました。
今回のイベントは、主宰の山角洋平、原口麻奈、そしてレーベルメンバーであるANTONY MARTZの
来日を機に、篠山の他、金沢、京都にて演奏会・展覧会を行うツアーという企画です。
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天気予報は雨マークの篠山。いまにも降り出しそうな空模様の中、「レシの演奏会」は
トップバッターの武田真彦よりはじまります。
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多方向に配置された長椅子に座るお客さんたちは、それぞれ違う方向を眺めながら
フィールドレコーディングされた音源に耳を傾けます。
打ち込みで刻まれたリズムの隙間から、すぐそこでも聞こえそうなひぐらしの鳴き声や、
トラックの走行音などが響いてきます。
フィールドレコーディングと打ち込みの関係が逆転したり、並列したり、
それらのバランスに耳を傾ける1時間の演奏となりました。
そこから演者は休憩をはさみつつ、原口麻奈、山角洋平、ANTONY MARTZと続きます。
1週間近い滞在をもとに組み立てられたそれぞれのライブセットは、
テーマこそ違えどもレシのコンセプトである、「すべての聴取体験とその他についての興味」という
コンセプトに忠実に、構成されていました。
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例えば、原口麻奈の場合は、篠山にきて偶然手にした前回東京オリンピックの記録レコードを
ベースに構成されていたり、
山角洋平の場合は、篠山の環境音に含まれる偶発性と意図的に鳴らされたそれらの
境界をあいまいにするような試みがありました。
篠山の風景にまた新しい1枚が増えたような、新鮮な演奏会となりました。

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